相続管理システムの最新版を本日リリースしました。主な変更点は、以下となります。
区分建物
相続開始日が令和6年1月以降の区分建物の財産評価にて「区分所有補正率」に対応しました。
地積規模の大きな宅地
土地評価額計算 > 第1表(路線価方式)画面 > 「6 地籍規模の大きな宅地」にて、※規模格差補正率の計算の「地積A」を手入力している場合は、チェックシートの地積にも「地積A」の値を適用するようにしました。
証券投資信託
- (上場以外)のときに「源泉所得税額」の計算が(基準価額-個別元本)×源泉税率×口数となっているところを、(基準価額-信託財産留保額及び解約手数料-個別元本)×源泉税率×口数 に修正しました。
- 上記に伴い従来は「源泉所得税額」「信託財産留保額及び解約手数料」それぞれ個別の計算ウィンドウを設けていたところを1ウィンドウで処理する仕様に変更しました。
- また、「信託財産留保額及び解約手数料」は基準価額×信託財産留保額率×口数で計算しますが、「基準価額×信託財産留保額率」の段階で端数切捨てを行う場合もあることから
「□円未満切捨て」チェックを設けて、ONの場合は「基準価額×信託財産留保額率」を端数切捨てしてから「信託財産留保額及び解約手数料」を算出するようにしました。
相続人情報
「相続形態」="代襲相続"で「被代襲者」の選択がされていない相続人がいる場合に注意喚起する仕様を追加しました。
相続税申告
- 「□相続税申告書第1表の相続人氏名を印字しない」がONの場合、作成税理士の氏名も出力せず自署とするよう仕様変更しました。
- 「□相続税申告書第1表の相続人氏名を印字しない」設定をONにした場合、付表1も同様に印字しないよう修正しました。
- 相続税申告書第1表にて、控え1枚目に個人番号の記入枠がある(控えにはない)不具合を修正しました。
相続時精算課税選択届出書
「作成税理士」欄に個人税理士名が出力されているところ、法人の場合は(作成法人名の登録がある場合は)法人名+資格+作成税理士名を出力するようにしました。
遺産分割協議書
署名欄に以下の変更を行いました。
- 相続人 > 代理人区分に"親権者"とある場合は"上記法定代理人親権者"として署名欄に追加する。
- 相続人 > 代理人区分に"相続財産清算人"とある場合は"上記相続財産清算人"として署名欄に追加する。
財産分割シミュレーション
「課税価格」はマイナスの場合は0となりますが、「贈与分加味後課税価格」について「課税価格」+「相続時精算課税贈与加算」+「3年内生前贈与加算」となるところ、「課税価格」がマイナスのときにマイナスの値に+「相続時精算課税贈与加算」+「3年内生前贈与加算」している不具合を修正しました。
案件インポート
既存案件にインポートする場合に「案件(被相続人)情報は上書きしない」設定を設け、ONの場合は案件基本情報と被相続人情報のインポートをしない機能を新設しました。
受託前案件
「応対者」に事務員氏名も選択可能にしました。